『午前3時の無法地帯』をビジネスマンが読んだら名シーンの数々に元気が出た【画像ネタバレあり】
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午前3時の無法地帯とは

少女漫画。この漫画との出会いは、新卒で入社した会社の同期の女の子に教えてもらったもの。当時はまだまだベンチャーブラックな会社で働いていたヤマシタ。主人公の七瀬ももこに自分を重ねてしめしめとしておりました。(少女漫画を読んで何をまた笑)

働く人に刺さる数多くの名言・名シーンが、明日の働く元気を呼び起こしてくれます。特に、女性には共感できる部分も多いのでは?と勝手ながら中年男子が思っております。

午前3時の無法地帯 あらすじ

主人公、七瀬ももこは、専門学校を卒業後、イラストレーターを夢見てデザイン事務所へ就職。しかし、彼女の思惑とは違い、そこはパチンコ専門のデザイン事務所であった。午前3時になっても業務が終わらず、まさに無法地帯と呼べる劣悪な職場。同期がトぶ描写など、がその過酷さを物語っている。

プライベートでは、恋人のたもつが浮気をしている疑惑が浮上。オンオフどちらも厳しい状況に、退職も考え始めるところであったが、自身が手がけた仕事が評価されたこともあり、ひそかに仕事に対して満足感を覚える。

上向いてくるかと思った矢先、彼氏であるたもつの部屋へ行ったももこは、彼の浮気現場に遭遇。

その後、ひょんなことから同じ階で働く多賀谷と出会い、ランチを一緒にする仲に。そして次第に厚意を抱いていく。職場でもやりがいを見出しながら、仕事に恋愛に奮闘してゆくという物語。

よくある少女漫画のストーリーもさることながら、ねむようこさんのイラストがおしゃれでカワイイ。広告業界で勤めていたヤマシタも共感できるような深夜残業の描写など、頷ける内容が満載でした。

また、仕事を中心にしたストーリーの中で、日々の仕事の悩みに対しての先輩からのアドバイスなどが秀逸。現代に生きるビジネスマンにとっても、明日の活力になるようなシーンが満載でした。

今回は、そんな名言・名シーンの中から、ヤマシタが共感、シビれた内容をまとめました。


午前3時の無法地帯:名言・名シーン

ちゃんと眠る時間確保すんのも仕事のうちだろ

ねむたねむたで仕事してんじゃねーよ ミスのもとだろーが

ちゃんと眠る時間確保すんのも仕事のうちだろ

どんなに体力がある人でも、睡眠をきちんととらないと眠たくなるもの。でも、そんなことを言い訳に仕事のクオリティを落としてはプロフェッショナルとは言えません。

睡眠時間の確保も健康管理もビジネスマンにとってはどちらも重要なスキルだと思い出させてくれるセリフです。

仕事ナメんなよ

そろそろ決めないとね ももちゃんのためにも 俺らのためにも

”こんな会社”でも俺らは必至こいてやってんだ

午前3時の無法地帯を代表する名言。

イラストレーターを目指す中で、今ある仕事に嫌気が挿したときに思わずももこが「辞めますよこんな会社!」と叫んだ時に、先輩社員である堂本からのセリフ。

今やっている仕事が、何一つ満足にできないのに、今やっている仕事が合わないから、と嫌気がさすことは、何一つ自分の成長につながりませんよね。

そして、その仕事をバカにする資格もほとんどの人にはありません。ある意味、こういったセリフはその人への期待の表れ。腐らず頑張ることを思い出させてくれる、ビジネスマン全員が共感できる名シーンだと思います。

楽しい会社ってね そうそうあるもんじゃないんだよ

どんなに仕事が忙しくて、嫌になることがたくさんあっても、楽しめるし職場はそうそうない。「こんな会社!」と思うことがあっても、それを補って余りあるほどの、楽しいことがあるからこそ続けている事も多いと思います。

今の仕事は嫌いでも、人が好き。人は嫌いでも、仕事をしているときは没頭できる。色んなポイントはあると思いますが、楽しい会社ってそんなに多くない、ということを思い出させてくれます。

デートに決まってるでしょっ!!

何言ってんの!

パチンコ屋の床のたかだか80cmの空白と自分のデートどっちが大事なの!?ねえどっち!?

デートに決まってるでしょっ!! ばかちんがーっ

ももちゃんが仕事に責任感じることは大事だけど ミスはしょーがないよ

あとは輪島くんがなんとかしてくれる

それが彼の仕事だから

納品した床シートのサイズが大きく違うという大ミスを犯してしまったももこ。営業担当の輪島から怒りの電話をもらう。

このあとデートの予定をしていたももこであったが、引け目を感じてしまうという悩みを経理の真野に相談したところ帰ってきたセリフ。

ミスをしてしまうことは人間だれしもあるが、そこで腐ってしまっては前に進めません。もちろん怒られることもありますし、反省することは大切ですが、公私ともに凹んでしまえば、次の仕事にも影響してしまいます。

自分の仕事の責任を全うすること、その重要性と、ミスしたときの心の持ち方を教えてくれます。

今日立ち止まったら 明日死ぬ!!

会社とか無理

もう休んじゃおっかな…

今日立ち止まったら…明日死ぬ!!

好意を寄せていた多賀谷が既婚者であることを知り、失恋模様のももこ。母親に起こされ、心がズタボロのなかで会社を休んでしまおうかと考えてしまいます。

しかし、自分を奮い立たせて会社に向かう。

時には、会社に行きたくなくなる時があると思います。そこでその一日を許してしまうと、次の日も同じ苦しみを味わうことになります。

今日、この瞬間を立ち止まらず頑張る。

明日も同じように会社に行くために、自分を奮い立たせる重要な名言だと思感じました。

会社は働くとこだもん 働けないやつがいてもさー

今日はもう帰っちゃって

ちゃんと仕事できるようになるまで来なくていーよ

多賀谷に既婚者がいることで、奥さんのことを考えてしまい、仕事に身が入らないももこ。そんな子状態で仕事をしているとミスを連発してしまう。

そんな中で先輩社員堂本に言い放たれるセリフ。

ビジネスマンならば何も反論の余地がないシーンだと思います。会社は働くとこ、働けないならばいない方がよい、そう自分がならないことは当然ですが、部下を持った時に部下に考えてほしい時に、伝えてあげたいセリフだと感じました。

世界で一番不毛な思考回路

もし私がラミネーターの使い方を知ってたら

もしも毛布を干しに行ってなかったら…

もしも親子丼がおいしくなかったら…

一人で考え事をしている中で頭に浮かんでくる様々な「もしも」

しかし、自己否定的に「世界で一番不毛な思考回路」だと考えてしまいます。

公私ともにある話ですが、「もしも〇〇だったら」という考え方は、誰しもが一度は考えることだと思います。

が、それを考えても前に進むうえで何一つ影響はありません。強いて言えば後悔が残るだけです。

余計な考え方は捨て、今ある事実に目を向けて、未来を生きていくことがビジネスシーンでは求められます。

一生懸命な時はみんなダサいよ

でもダサいよなぁ‥

ほんとのほんとーは格好よくスパッと諦めたかったんですけどねー…

フフ

一生懸命な時はみんなダサいよ

失恋して、悩み荒んでいるももこに経理の真野からかけられる言葉。

一生懸命努力する姿というのはみんなダサい。たとえ話で「泳ぎの下手な男子のクロールとか最高にダサいですよね」などとあるように、そういうシーンは基本的にダサい。

もちろん、今できない自分井ダサさを感じることはあると思いますが、それに足踏みして何もしない方がもっとダサいですよね。

みんなそんな一生懸命なところを経てプロフェッショナルに近づいているので、躊躇することなくチャレンジをしていく、その重要性を思い出させてくれる名言です。

会社大好きなクセに~

嫌なことも多いけれど、楽しい面もたくさんある。実はやっている仕事を振り返ってみると、すごく好きだったりもする。

そんな楽しい仕事につけていることは幸せであり、腐ることなく頑張ろうという気持ちを思い出させてくれます。

仕事ナメんなよ

最終話最後のシーンで締めくくれられるこのセリフ。

仕事を続ける自信がないと嘆く女性に対して、かつては自分が言われていたももこが伝えるセリフ。

成長が垣間見えるのと同時に、仕事に対しての考え方の変化が読み解けます。大変なこともたくさんある中で、楽しいことを見出していく。当たり前ことですが、楽しいことなんて、仕事をナメていると見つからない。

今やっている仕事に向き合って頑張ろうと奮い立たせてくれます。

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「午前3時の無法地帯」の名言・名シーン:まとめ

30代のおっさんが、少女マンガ読んで奮い立たせられるなんて、ちょっと気持ち悪いですが、非常にクオリティの高いマンガでした。働く人たちに対しては、多くの勇気づけられるシーンがあり、ここまで書いてきた通り、名言・名シーンが山ほどあります。

少女マンガらしく、恋愛にも触れられており、最終的には主人公の成長という黄銅ストーリーです。3巻完結で非常に読みやすくなっており、古いマンガですが今呼んでも面白い作品に仕上がっています。

仕事観を見直すきっかけにもなりますので、ビジネスマンにとってもおすすめです。

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