「俺か、俺以外か。」カリスマホスト「ローランド」の本
天下のローランド様が初の著書を発刊ということで、ファンであるヤマシタは予約までして手に入れた本著。
ローランドとは、現代ホスト界の帝王といわれ、歌舞伎町で名実ともにナンバーワンの座を獲得した売れっ子ホスト。
「俺か、俺以外か。」とは、ローランドのもっとも有名な名言です。このセリフから感じるのは、チャラチャラしたホストだろうという印象を受けがちですが、実際は、ホストという女性を楽しませる職業を心から愛し、プロフェッショナリズムの塊である男なのです。
本ブログの著者ヤマシタもローランドの大ファンではありますが、ビジネスマンが本著を読むことで得られる知見や仕事観、自己啓発としても非常に刺激を受けることができる良著に仕上がっていました。
著者:ROLAND(ローランド)
ROLAND:1992年7月27日生まれ。AB型。東京都出身。身長182cm。
ホスト、ファッションモデル、タレント、実業家。現代ホスト界の帝王と称される。
18歳でホストを始め、22歳のとき史上最高額の移籍金で移籍し話題に。25歳のときにKG-PRODUCE取締役に就任。2018年のバースデーイベントでは6000万円以上の売上を記録し、歴代売上最高記録保持者となる。ホスト引退後は独立し、ホストクラブオーナー、美容品のプロデュース、アパレル事業、メンズ美容サロンのオーナーも務めるなど実業家としても活躍中。
若くして大成されている方。ホストだけでなく、引退後の現在では、様々な事業を展開いている実業家としての顔も持ちマルチな才能を発揮しています。
ROLAND(ローランド)の印象深い名言
ローランドは数多くの名言(迷言?)を残していて、本著の中ではその一部を紹介しています。ここでヤマシタが感銘を受けた名言をいくつか抜粋してご紹介します。
俺か、俺以外か
世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か
ローランドの名言の中でもっとも有名なものの一つ。このセリフは、ローランド自身、幼少期の頃から頻繁に使っていたそう。周りと同じでいい、として生きていくのは楽なことだけれど、歴史的に何かを成し遂げたり、名を残すためには、ある程度のエゴが必要だと。
自分を特別だと思うことで、それを自らにプレッシャーとして課し、そのプレッシャーを糧にしてより一層努力していく。なんとなく日々を過ごす上では、自分を特別だなどと思う必要はありません。ただ、一歩踏み出す勇気を持つうえで考え方として参考になる名言だと思います。
パクりがどうこうって言うのは、才能が枯渇したと言っているようなもの。
また新しいもの作ればよくない?
さすがローランド様。ローランドのセリフは独り歩きして、真似されることも多いとのこと。ですが、そのパクリに対して本人は非常に寛容です。真似されるということは、それを良いものだと認識してもらっているから。
ビジネスの世界においても、様々なノウハウを周りの人間に公開したがらない人もいます。
しかし、そのノウハウも一生使えるかはわかりません。日々新しいものを生み出し続けていくことが必要。周りが自分が生み出したノウハウに飛びついてくれることは誉まれであるし、それが人の手柄になったとしても、そこに固執することなく、また新たなものを生み出していく。こうした志向を持っていく事でより貴重な人材としてビジネスの現場においても重宝されていくことでしょう。
ジャージばかり着ていたら、ジャージが似合う人間になっていく
身なりは、人を作ると思っている。
ビジネスマンの戦闘服の一つである、スーツスタイル。いつもパリッとしていることで、その人となりが作られるということを言っています。
人が見ていないときこそ、格好つけるのだ。
人の見ていないところで格好つけられない人は、人前では格好つけられないという理屈です。
ビジネスの現場においても、思わず顧客とばったり遭遇したときに、適当な姿を見せるわけにはいきません。いつでもプロフェッショナルな自分としているためには、身なりは人を作る、というこの言葉を思い出していただきたいと思います。
自信を持てとは言わない。自信のあるフリをしてみな!
心理状態は変えられなくても、仕草ならその瞬間から変えられる
自信は人を変えてくれる最高のエッセンスです。自信のあるフリだけならだれでもできる、その具体的な手法をローランドは教えてくれます。
- まず、受け入れる
- そのうえでどうしたら自信があるように見せられるかに視点を変える
- 背筋を伸ばしてみる
- ゆっくりとしゃべってみる
- 声のトーンを落としてみる
是非一度試してみましょう。
俺か、俺以外か。:まとめ
いかがでしたでしょうか。男として、ビジネスマンとして、プロフェッショナルとしてと、様々な側面から非常に参考になり、まさしく元気がもらえるような本に仕上がっていると思います。ホストが書いた本なんて、などと微塵も感じさせないくらいローランド節、プロフェッショナルの哲学が満載です。
我々のような一ビジネスマンが読んでも参考になるくらい大変素晴らしい本です。是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。