「ハートドリブン」の画像
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ハートドリブンとは何か?

「ハートドリブン」という言葉は聞きなれないかもしれない。  一言でいえば、人々が自分の内側のハートを原動力に活動していくことである。
 「ドリブン」の対義語は「インセンティブ」だ。  「ドリブン」は原動力、「インセンティブ」は誘因。  誘因は人を動かす時に使うもの。  それはお金や地位だったりする。  経営や組織論でも、インセンティブっていう言葉が使われることが多い。
でも極論、馬の鼻先にニンジンをぶら下げるように、  目の前にエサを提示して人を動かすようなものだ。  その人は本当に幸せなのだろうか。  それで継続的で社会的な価値が作れるのだろうか。
本著は副題の「目に見えないものを大切にする力」とあるとおり、「心」が主題となっています。
心は目には見えません。ビジネスシーンではそうした目に見えないものを軽視する風潮にあります。
  • 論理的に、ロジカルに説明してください
  • 感情や感想は持ち込まないで
  • で、結論は何?
社内の会話の中でこうした会話が多用されています。
ロジカルシンキングなど、実体となる物事にのみ価値を見出し、これまでの社会は発展してきました。
令和社会においては、「問題が希少」であるとニュータイプの時代(山口 周)」の中において登場します。
問題とは、あるべき姿と現状のギャップのこと。ここでいうあるべき姿とは、理想像やビジョンといったものになります。
こうしたあるべき姿を描く力が枯渇している昨今で、ニュータイプと呼ばれる人材の登場が渇望されているのです。

ハートドリブンの内容/要約

ハートドリブンの内容は、以下の章立てて構成されています。
  • プロローグ:これからの時代を生きるあなたへ
  • CHAPTER1:ワクワクやつながり。心の時代へのビッグシフト
  • CHAPTER2:僕自身の企業の物語
  • CHAPTER3:一つの進化は、次の進化へのプロセス
  • CHAPTER4:魂の進化とそれを阻むモンスターや罠たち
  • CHAPTER5:魂の進化は無駄が大好きだ
  • CHAPTER6:旅を経て思う、ハートを中心とした経営スタイルへ
  • CHAPTER7:さぁ、ハートの扉を開くたびを一緒にスタートしよう
  • エピローグ:つながりの中の奇跡
「ハートドリブン」の要約
  • これからの時代は、合理的に正解を出せる時代ではない
  • だから「感情価値」にフォーカスを当てていこう
  • 塩田元規氏のアカツキ創業物語
  • 心を成長させるための障壁
「魂」とかいった単語が出てくると、スピリチュアルな印象を受けてしましますが、このハートドリブンは単なる自己啓発本という印象とは一味違いま
アカツキの起業時代の苦労などが描かれており、なかでも「心の状況描写」がされている点が特異的です。起業当時のエピソードの中で、その時にどういった心理状況であったのか、どういう気落ちだったのか、その出来事の当事者は、どんなことを考え感じていたのか、といった点が中心で描かれています。
具体的なビジネスシーンにおける心に苦労を元に描かれているため我々ビジネスマンが強く共感することが可能な一冊となっています

ハートドリブンを読んで共感する人・反論する人

この本は、一目すると、エリートビジネスマンが日々戦っている状況に逆行するような内容に読み解けるかもしれません。
しかし、新たな価値を生み出す起業家や、スタートアップで働く人たちにとっては、非常に勇気付けられる内容になっています。
令和時代の働き方を模索していく多くの若者には、ぜひ手にとっていただくことをオススメする一冊です。
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ビジョンを掲げることと、利益を追求することは両方大切

心・魂をテーマとした本著ですが、アカツキの代表として著者の塩田氏は、渋沢栄一「義利合一」という言葉を引用しています。
「義」は大義、つまりビジョンや理念を指す。「利」は利益のこと。
つまり、「大義と利益、その一見、二律背反することを統合するのが経営者の仕事だ」というのが、渋沢栄一のメッセージだ。
心が大切だ、といっても、思うばかりでは会社は成り立ちません。
利益を追求し、価値を世の中にアウトプットすることが会社の役割ですから、夢を追いかけるだけではなく、そこにはお金を稼ぐことができる「力」が必要なのです。
理念のない利益の追求は暴力や凶器となり、利益のない理想論は妄想など無意味なものになってしまいます
ハートドリブンを通じて、利益を追求することは当然に行いながらも、そこに心がなくなってしまうことの怖さを見ることができます。
多くの管理職の方にとっても、部下の気持ちがわからないといった声は多く聞かれます。
それ以前に、自らの心が壊れていくことがないように、立ち止まる勇気を持つために、心を解き放つことができる一冊、日々走り回っている多くのビジネスマンに手に取っていただきたいと思います。
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