いつまでも仕事が終わらない人がやっている3つのムダ Googleの神速仕事術
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世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

皆さんが持つ、世界のGoogleに対するイメージは、ITを駆使した最先端企業であり、社員はスーツではなくカジュアルスタイル、カフェや酸素カプセルが設置されており、皆が楽しそうに働いているといったものだと思います。

そのイメージは正しいのですが、その背景はすべて「社員の仕事のパフォーマンスを高める」ことに直結しているといいます。

本著「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」では、そんなハイパフォーマンスを出すためにGoogleが行っている仕事術を紹介しています。

仕事が終わらないと嘆くビジネスマンにオススメ

 

この本を開いたみなさんの中には、「なかなか仕事が終わらない」 「大事な仕事をしたいのに、どうでもよい仕事に追われて何もできない」 などと問題を抱えている方もいるでしょう。

だとしたら、本書でご紹介することは、なんらかのお役に立てるはずです。

 

  • とにかく忙しくて時間がない
  • 仕事がはかどらない
  • プロジェクトがまとまらない/進まない

とにもかくにも、忙しくて時間がない多くのビジネスマンにとっては、意識すべきポイントが満載の一冊。「Googleの社員は優秀だからできるんだよ...」などと考えることもない、誰もができる内容になっているので非常に再現性も高くまとめられています。

いつまでも仕事が終わらない人がやっている3つのムダ

  1. 持ち帰って検討しすぎる
  2. 分析・検討しすぎる
  3. 打ち合わせ・会議など多くのコミュニケーションがコスト・ムダにしかならない

持ち帰って検討しすぎる

本著のテーマである「メール」のもつ機能として、「持ち帰り」があります。昨今多くの企業ではチャットツールの導入が進んでいますが、昔からビジネスシーンにメールはつきものでした。メールは「持ち帰り文化」、「チャットはリアルタイム文化」。リアルタイムに変化するビジネスシーンの中において、どちらがより有用なのかは一目瞭然です。

そして、このメール文化に慣れ親しんでしまっている日本企業が、「持ち帰ります」というセリフが定型文のように使われることはごく自然なことです。

これまで以上にビジネスのスピードは上がっています。そのスピードに取り残されてしまっては、取り残されてしまうだけです。

「持ち帰るのではなくリアルタイムに仕事を終わらせていく」といったマインドを持つことが重要です。

分析・検討しすぎる

日本で盛んに実施されている研修の多くの内容が「ロジカルシンキング」というものです。これは、論理思考を養うためだったり、アカウンタビリティ(説明責任)を果たすためには非常に有用なスキルの一つではありますが、新たなビジネスを生み出すうえでは、それほど大きな成果につながるスキルではありません。

新たなビジネスは、ロジカルシンキングではなく「直感」が生み出すものです。どれだけ多くの情報を集めて分析したところで、新たなビジネスアイデアを生み出すことには直結しません。分析・検討にどれほど時間をかけても、新アイデアを出す、という仕事を終わらせることにはつながらないのです。

全てを直感でやれ、ということではもちろんありませんが、ビジネスは意思決定の連続です。分析・検討ばかりして何も決断していない、という状態に陥ることのないように努めたいものですね。

打ち合わせ・会議など多くのコミュニケーションがコスト・ムダにしかならない

仕事の中で最もコストがかかっていることとは何でしょうか?多くの人が声をそろえて言うことは「コミュニケーションコスト」です。

目的不明な会議の連続、上司に相談したいのに捕まらないなど、仕事を進めるうえで必要なコミュニケーションが適切に行われていないことが、仕事が終わらない大きな理由の一つです。

その会議はわざわざ会議室で時間を取って行わなければならない内容か、上司の時間管理をツールを駆使して代用できないのか、プロトタイプを使って議論を深めていくことは検討不可能か。こうした様々な疑問をもって仕事に取り組んでいくことが、仕事を終わらせるために必要な思考なのです。

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仕事のスピードを高めるためには「今この瞬間に全力投球」すること

Googleの仕事が早い理由は、全てこの一文に集約されています。

仕事の生産性を高めるのは、「今」の使い方ではないかと思います。

今この瞬間に全力を投下する。仕事を先延ばしにしてもいいことはありません。今目の前にある課題を解決していくことが仕事を終わらせるということです。

部下から相談を持ち掛けられた時に、わざわざ時間を先延ばしにして、いついつに打ち合わせをしよう、と返事をしていないでしょうか。いま5分だけ話を聞く時間はないでしょうか。

会議は1時間という縛りは誰が決めたのでしょうか、目的となるアウトプットができない会議であれば延期すべきではないでしょうか。

「今」の使い方を常に模索しながら仕事をすることで、最高のパフォーマンスが発揮できるのです。世界一の企業であるGoogleが世界一である理由の一つが、この仕事の速さではないでしょうか。

IT・AI社会で生き残るために「自分の仕事を壊す」

本著「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」では、Googleの仕事術にまつわる話が展開されますが、強い主張として、「自分の仕事を壊すこと」の重要性が語られます。

AIが台頭してきて、自分の仕事が奪われると心配している人も多くいるでしょう。しかし、そもそもAIを初めとするIT技術は、我々の仕事を、いかに早く処理できるか我々の社会をよりよくできるか、を追求した先に生まれるものです。仕事を奪うためではないのです。

むしろ、今自分たちがやっている仕事が、AIが代理で行ってくれれば、別の新たな仕事、もっとクリエイティブな仕事に没頭することができるはずです。ムダな仕事をしていると感じるよりもよほど有意義な仕事ができるのではないでしょうか。

そのためには「自分の仕事を壊す」という思考が必要です。

ムダだと思っているその仕事を無くすことはできないのか。ITで代用することが可能な領域はないのか、どうすればもっと自動化、省力化できるかを常に考えていく必要があるのです。

こうした思考を持っていれば、いくら自分の仕事が自動化されていっても、新たな仕事は無限に生まれてくるのです。

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