いつやるか? 今でしょ!
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いつやるか?今でしょ!

CMで一躍有名になったこのセリフ。東進ハイスクールの現代文講師である林修先生の著書の感想を紹介します。林修先生のこれまでの経歴から、ビジネスマンが読んでも”刺さる”考え方が盛りだくさん。さすがの現代分講師ということもあり、非常に読みやすく具体的なエピソードが盛り込まれており、ビジネスマン以外の方でもオススメの一冊です。

「いつやるか?今でしょ!」著者:林修

林 修 (はやし おさむ) プロフィール

東進ハイスクール現代文講師 1965年、愛知県名古屋市生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校の現代文講師。東京大学法学部卒。経営破綻した日本長期信用銀行(長銀)の元社員。入行して半年で、「この銀行はすぐつぶれるな」と思い退社。その後、予備校講師となる。現在、東大・京大コースなどの難関コースを中心に授業を行い、抜群の東大合格実績を誇る同予備校の躍進に大貢献している。本書のタイトルにもなっている、東進のテレビコマーシャルでのセリフ「いつやるか? 今でしょ! 」はあまりにも有名。また、豊富な知識と核心を突く物言いで、テレビ番組でも活躍する。主な出演番組は『世界は言葉でできている』『たけしの新・教育白書〜「学び」って楽しいぞSP』(ともにフジテレビ系)、『ZIP!』(日本テレビ系)など。

テレビでも引っ張りだこの予備校講師である林修先生の著作1冊目となる本著。東進ハイスクールのCMか始まり、今や冠番組を持つにまで至った林先生の、仕事についての考え方、仕事観にまつわる話が盛り込まれており、なぜ林先生がここまでのカリスマ性を発揮することになったのかを垣間見ることができます。

いつやるか?今でしょ!:目次

はじめに

第1章 今すぐやるべき基本の習慣――できる人の「普通」を今日から取り込む

挨拶は「誰にでも平等に」しよう!

日常に転がっている「練習問題」を解こう!

歩きながら考える習慣をつけよう!

質問は「意味を考えて」すべし!

どう質問していいかわからないときにするべきこと

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(1) 自分の面倒は自分で見なさい

 

第2章 今すぐやめるべき無駄な行動――自分を見直す絶好のタイミングは今!

相談に正論で返すな

おすすめの本を聞くな

視線を切るタイミングを間違えるな

まさか、あんな人だとは思わなかった!

仲間同士でなれあうなかれ

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(2) イベントに踊らされるな、日本人!

 

第3章 逆算の哲学――ゴールを見極め、そこからの引き算を考える

完璧を目指すことがいいことではない

成功のイメージを想像せよ

「満足のバランス」と順位づけ

未来のどこから逆算するべきか?

5年という時間の重さを知るために手帳を使う

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(3) 今の生徒たちの“名前"に感じること

 

第4章 権威トレンドをとらえろ――正しいことを言っても伝わらないのはなぜ?

相手に「伝わる」言葉を探せ

権威トレンドって何?

相手の権威トレンドをとらえるためには?

いつ伝えるかを考える

「どこで伝えるか?」の基本は「アウェイ」

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(4) 限界を迎えているかもしれない資本主義

 

第5章 自分の判断基準を一度リセット――できないことはできる人に任せる

「こだわり」のバランス

最後まで譲れない「こだわり」とは?

遠ざけるべき人や考え方

プレゼントにおける判断基準

現代的な適性分類とユニットの結成

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(5) ダイエットも今日から! マイ・ジョギング・コースをもとう

 

第6章 流れをとらえる眼を備える――僕自身の人生を振り返りながら

「高い授業料」が教えてくれたこと

「流れ」をとらえる眼

いい流れが来たらどうするか?

悪い流れに耐えて

「勝ち易きに勝つ」道を選べ!

…ほか

「今でしょ! 」の「今」を考えるコラム(6) 今の若者への“乱暴な"アドバイス

 

おわりに ~震災を経て「今」~

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「挨拶」をケチらない!

今でも目に浮かぶ光景があります。大学時代、講義前にトイレに行こうとしたら、清掃中の札が掛かっていました。

そこでほかのトイレに行こうとしたんですが、後ろから来たのがなんとその講義の教授でした。

 

 もちろん僕はあわてて頭を下げました。

すると、教授は僕と同じくらい、いや、僕以上に深々と頭を下げられたのです。

それだけではなく、ちょうど出てきた掃除のおばちゃんに対しても、まったく同じ角度を下げられたうえで、「お疲れ様です」と、挨拶されたのでした。

 

(中略)

 

 その後、講義が始まったんですが、僕はずっと「挨拶」の意味について考えていました。

そして、そのとき初めて、挨拶の本当の意味をわかったような気がしたんです。

 

挨拶を誰にするかといえば、もちろん声をかけるその相手です。

しかし、挨拶はその人にだけでなく、世間が挨拶する僕を見る機会でもあるのです。

 

僕にとって一番の衝撃は、僕と、掃除のおばちゃんに対してまったく同じお辞儀を先生がされたことです、ちなみに、その先生は日本の法曹界の大御所と言ってよい、東大法学部の教授の中でも特に有名な方でした。

挨拶は相手にするものですが、ここでの考え方は

挨拶は周りから見られている

ということです。世間が挨拶する自分を見る機会と捉え、周りに対して自分の社会的評価を高めることができるのです。

そして、挨拶をすることに対しては

頭を下げるコストはゼロ

といいます。間違いなく1円も使うことなく、頭を下げることはできます。こんな掃除のおばちゃんに挨拶して何になるんだ、という考え方ももちろんあると思いますが、コストゼロで自分の社会的評価を高められるとしたら、挨拶をしない手はない、そう考えることでより世の中を明るくとらえることができ、生きやすい毎日を送ることができるのです。

相談には正論で返すな!相槌を打て!

相談者は多くの場合、すでに答えを用意しながら、あえて相談しているのです。この傾向は、特に女性に顕著です。

そして、自分の思っている通りの答えを言ってくれる人のことを「あの人はいい人だ、自分の事を本当によくわかってくれている」と評するのです。

世の中の相談という行為には、おおよそ意味がないと林先生はいいます。相談に正論を答えたとしても、その程度で解決する問題であれば相談する必要がないのだと。そして、世の中には相談をする自分が好きな人が少なからず存在します。こうした人たちは、必ずしも受けた相談に対しての正論が欲しいわけではなく、あくまで「共感」を求めているのです。こうした人たちに対しての対応方法は、

  1. とにかく相手の話をよく聞く事。おかしいなと思っても遮らずに、最後まで話を聞くこと。
  2. 相づちには感情をこめること。
  3. 相手の答えを読み取って、それをさも自分の考えのように言ってあげること。

この3つのポイントをしっかり守ることで、相談に乗ってもらった人からのあなたの評価はきっとアップすることでしょう。

逆算の哲学

  1. まず想像力を駆使して成功のイメージを作り上げること
  2. そのイメージに向かって「満足のバランス」を考えながら物事の順序づけを行う

仕事のプレゼンの時をイメージすると、決裁権者がいる場合、その人の関心ごとに注力した企画を練り上げるべきです。なぜならプレゼンの成功は、そのプレゼンでの意思決定者の心をつかむことにあるからです。

その意思決定者の関心ごとは、企画の面白さなのか、データの緻密さなのか、といった点を想像してプレゼンの中身を作るだけでも、大幅に内容は変わってきます。「満足のバランス」とはそこで許容できる、成功とクオリティのバランスの事になります。まったくもってデータがないプレゼンでもいい場合もありますし、少なくとも補足資料は用意しておかなければならないもしれません。ここも、決裁権者の関心ごとのレベル感でそのプレゼンは大きく変化します。

このように、成功のイメージをどれだけ具体的に作り上げられるかによって、物事の順位付けのクオリティが大きく変わってくるのです。

いつやるか?いまでしょ!まとめ

今すぐできる45の自分改造術、と銘打たれた本著では、習慣や行動、哲学といった領域において、林先生の持論が展開されています。その中には、我々ビジネスマンがまさしく「今から」採用することができるものが数多く存在します。

この記事ではその一部を抜粋してご紹介しましたが、皆さんの琴線に触れる内容も必ずあるはずです。何年たっても普遍的な考え方にもなりうる林修先生の生き方を、是非一度読んでみてください。

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