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学びを最大化させるためのインプットの手法がまとまった一冊

本著の内容をまとめると以下の二点に集約されます。

  • インプットは「量」よりも「質」
  • アウトプットを前提(=AZ)にしたインプットが重要

我々は、常に知的好奇心にさらされ、多くのインプットの機会を無意識に獲得しています。しかしその多くは、「学んだつもり」になっていると感じている人は多くいることでしょう。

その原因は何なのか、その対処法は?こうした悩みに答えてくれるのが、今回の「インプット大全」です。

「インプット大全」と「アウトプット大全」はどちらから先に読むべきか

結論としては、アウトプット大全→インプット大全 の順番をおススメします。

  • 2018年8月:学びを結果に変えるアウトプット大全
  • 2019年9月:学び効率が最大化するインプット大全

発売されたのは、アウトプット大全の方が先でした。これは、著者の樺沢氏の狙いであったのかもしれませんが、インプット大全にも「アウトプットの重要性」がベースに書かれています。アウトプットありきでインプットをしないことには、学びを最大化させることはできないとまとめられており、アウトプットの重要性を踏まえたうえでインプットを学ぶ必要性があります。

そのため、まずはアウトプット大全によって、アウトプットの重要性、具体的な手法について学び、そのベースを踏まえたうえで、インプット大全を読み進めていくことをオススメします。

インプット大全をおススメする人

「アウトプット大全」の本の画像
イラストなども交えて非常に読みやすく解説されています。

学び効率を最大化、というタイトルにもある通り、日々の学びを最大限活用するためのノウハウが満載の一冊。本著をオススメするのは以下のような人たちです。

【こんな人たちにオススメ】
  • 日々のインプットの効率的なやり方が知りたい人
  • たくさん本は読んでいるけどなかなか身になっていないと感じる人
  • 日々の仕事に忙殺されてインプットのための時間がない人
  • 成長意欲の高い人
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「インプット大全」著者:樺沢紫苑

 

樺沢紫苑(かばさわ しおん) 精神科医、作家、映画評論家
1965年、札幌生まれ。
1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。
大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。
2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。
帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。 精神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、Facebook 14万人、メールマガジン15万人、 Twitter 12万人、累計40万人のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。
毎日更新のYouTube番組「精神科医・樺沢紫苑の樺ちゃんねる」も大好評。

前著である「アウトプット大全」は45万部を突破するベストセラーになる精神科医である樺沢紫苑氏。医学的アプローチから得られた知見や、数々の論文を背景にした見識は、それぞれの著書における説得力の高さに昇華されています。

「インプット大全」においても同様に、医学的アプローチを背景にした、「身につくインプットの方法論」が展開されており、実践する我々にとっても、非常に納得感が高い内容に仕上がっています。

 

インプットは「量」より「質」を重視

 

インプットにおいて、「量」と「質」のどちらが大切でしょうか。

答えは「質」です。しかし、ほとんどの人は、「質」はそっちのけで、「量」を目指しています。それが、あなたが自己成長できない理由のひとつかもしれません。

数多くの情報に触れ、数多くの本を読むことで多くのインプットを得ることができます。

しかし、本著のメッセージは「量」ではなく「質」を重視するというもの。多くの気づきを与えてくれる一冊の本の方が、たくさんの本を読むことよりも重要なのです。やみくもにインプットの量を伸ばすだけでは自己成長にはつながりません。まずは、学びが多いかどうか、自分が欲しいインプットが得られるかどうか、精査したうえで情報をキャッチしに行く事が重要です。

あなたは、本当に自分が必要な情報を精査できているでしょうか。

現代は情報過剰時代です。テレビを付ければ24時間情報に触れられ、スマホのニュースやSNSを通じても、あらゆる情報が一方的にあふれてきます。

それらの情報はまさしく玉石混交です。自分に適した情報を、的確に集めなければ、インプットというよりは「聞き流し」に近いものになってしまいます。

漠然と情報に触れるのではなく、自分の目標や目的に沿ったインプットを心がけましょう。

すると、自分の欲しい情報にアンテナが立ち、「受動的」なインプットから、「主体的」なインプットに進化することができます。主体的なインプットとは、自分の目的に沿ったインプットのこと。質の高いインプットとは、自分の目的に沿ったインプットのこと。量ではなく、自分の目的に沿ったインプットをいかに行うことができるかを考え、情報収集を行うようにしましょう。

アウトプットを前提(=AZ)にしたインプットが重要

「アウトプット大全」においても、アウトプットの重要性は語られています。いくら情報を収集し、自らの中に記憶していたとしても、それをアウトプットして行動していかなければ、現実世界は何も変わりません。

インプットはアウトプットに繋がっています。アウトプットを前提にインプットをしなければ、無意味なインプットが増えていくだけになってしまいます。自分の記憶への定着率も非常に低いです。

このようなブログに書評を書く事もさることながら、人に教えるとか、発表をするとか、何かに発信をするといったアウトプットを前提としたインプットを行うことで、より広く、深いインプットを可能にするのです。

実際に樺沢氏が主宰する勉強会「樺沢塾」において、美術館を鑑賞する会があった時の話。アウトプットを前提にしたインプットをしている塾生たちは、皆一様に感想を聞かれたときに5分以上も感想を話すことができたそうです。

これは、みんなの前で感想を発表する機会があることを前提として美術鑑賞を行っていたからにほかなりません。

何も考えずにインプットしていたら3秒で終わってしまうところを、5分以上話せている、数字にして100倍ものインプットの差が生まれるということです。

アウトプットを前提にしたインプットがいかに重要かが数字上でも明らかなことがよくわかります。

 

インプット大全:まとめ

「インプット大全」では、インプットのノウハウ・メソッドなどから、インプットするに至るまでの姿勢が強く訴求されています。

  • インプットは「量」よりも「質」
  • アウトプットを前提(=AZ)にしたインプットが重要

この2点を中心にして、「科学的に記憶に残る本の読み方」「学びの利かいが深まる話の聞き方」「最短で最大公立のインターネット活用術」など、具体的なメソッドが80種も紹介されています。

明日から即実践できるような内容ばかりで、イラストも交えて非常に分かり易く説明されている一冊に仕上がっており、多くの忙しいビジネスマンにとっては非常に読みやすい本となっています。

知的好奇心は誰しもの心に眠っている感情です。いくつになっても学びを辞める人はいません。より多くの学び、インプットをしていきたいと考えている人にはおススメの一冊となっています。

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