本当にやっておくべき『20代でやっておきたいこと(川北 義則)』の感想
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20代でやっておきたいこと

二十代——あらゆる可能性を信じ、公開しない生き方を!

「きれいごと」だけでは、世の中渡れない。

「仕事」「勉強」「遊び」「読書」「友人関係」「メンター」「恋人」「家族」「お金」「一人の時間」

いま、何を一番大事にすべきか?

20代のときに「何をしたか」「何を考えたか」で人生はガラリと変わる!

大人の賢さを身に付けるための本。

この記事を読んでいるあなたは何歳でしょうか。人生100年時代。その中における20代というは、あらゆるビジネスパーソンにおいて、転機を迎える世代と言えます。

そんな20代の人がやっておくべきことをまとめて解説した一冊です。

20代でやっておきたいこと:目次

  • まえがき
    • 二十代――あらゆる可能性を信じ、後悔しない生き方を!
  •  1章《自分を伸ばすために》
    • 二十代で経験しておきたいこと。
  • 2章《会社で働くときに》
    • これだけは知っておきたい、13のこと。
  • 3章《二十歳からの勉強法》
    • 二十代の読書量で、人生は決まる!
  • 4章《社会人として人間関係術
    • 絶対覚えておきたい「大人」のルール。
  • 5章《人に頼らない生き方》
    • 自分は自分!「比べる生き方」をやめよう。
  • 6章《夢のある人生を楽しむために》
    • 元気の出る二十代のための生き方。

ヤマシタはすでに三十台に突入してはいるが、そんな三十台のヤマシタが感銘を受けた名言をいくつかご紹介します。

20代は、「まずやってみること」が大事

どんなことも、実際にやってみると、うまくいこうが失敗しようが、そのすべてが経験として脳に記憶される。この記憶は、次に同じことをやるときの創意工夫につながっていく。畳の上の水練よりも、池に落っこちたほうが泳ぎを覚えるには役に立つのだ。

頭でっかちになるな。まずは、やってみることが重要であるということ。先行きは誰もわからないのだから、まず試してみることでその経験を自らの脳に記憶することができます。それによって未来の自分へ「経験」という投資をするのです。

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20代はよいメンターを見つけよう

よいメンターにめぐり会えば、その人が二十年、三十年賭けてつかんだノウハウを、自分のものにすることができるのだ。もちろん、そのまま通用するとはかぎらないが、メンターから学んだ人間と、学ばなかった人間との差は決定的である。

自らの生きる道筋を指し示してくれるメンター(良導者)を見つけよう。あなたが逸材の卵であったとしても、それを磨いてくれる人の存在の有無はとても大切です。どれだけポテンシャルがあっても、その成長の角度を高めるためには、第三者からの視点を入れ、道筋を指し示してもらうことが必要。そんな頼りになる人を20代で見つけられるかどうか。その後の人生にも大きな影響を及ぼしてくれるでしょう。

20代の愚行のすすめ

二十代は青春時代の真っただ中だ。その後の人生で公開しないために、この時代にやっておくべきことは、結局は「愚行」なのだと思う。愚行とは、読んで字のごとく、「愚かな行い」のことだが、あとで振り返って「あの頃は本当にバカなことをやったものだな」と苦笑するようにあ、そういうことを何か一つはやっておくべきではないか。

ホリエモンも言っていますが、何かに熱中することが成功の秘訣だと言っています。

こちらもオススメ:【書評】堀江貴文『多動力』イマドキビジネスマンは自信が持てる内容だった

勉強でも遊びでも恋愛でもなんでもいいから、一心不乱に没頭してやり切ること。そんなことは20代のうちでなければなかなか経験することができません。その経験があるのと無いのとでは、のちの人生の幅が大きく変わってきます。今だからできる様々な愚行に没頭してみましょう。

小さな成功体験を積み上げる

口では大きなことをいっても、結局何もできない人がよくいる。そういう人にかけているのは、成功体験である。どんなにささやかであっても、何かを計画してやり遂げる体験をもてば、そこへ至るプロセスを学ぶことができる。

大きな成功でなくとも、小さな成功体験を積み上げていくことで、その小さな成功体験に至るまでのプロセスを学ぶことができ、その再現を取ることができます。その再現でさらなる成功体験を積み上げていくことで、少しずつ大きな仕事の成功を勝ち取ることができるのです。

職場で放置される人、信頼される人

「職場でどんなタイプの人が敬遠されているか」ということを、ある銀行が社内の人間を使って調査した。そうしたら、次の項目がリストアップされた。

  • 自己中心的な人
  • 何かと皮肉をいう人
  • 面子にこだわりすぎる人
  • すぐ自慢する人
  • 自分のペースにしたがる人
  • 約束を守らない人
  • 仲間と打ち解けない人
  • 公私混同する人
  • 悪口、うわさ話が好きな人
  • 人の欠点ばかり言う人
  • 要領のいい人
  • あげ足取りの多い人

基本的に、このような人に当てはまらないようにするに必要なことは「人のコトを悪く思わない、悪くいわない」を守ること。職場で放置される、信頼されない人にならないためには、これを守るだけでも敬遠されている人に当てはまらなくなります。

仕事のデキる人ほど他人の話をよく聞く

「人に好かれるには、あるいは説得するには、たった一つのことをすればいい。それは相手の話をよく聞いてやることだ。」

十九世紀イギリスの宰相ディズレーリの言葉である。

説得する、嫌なことを頼むことで人を動かす必要がありますが、相手も嫌なことを聞けば聞くほど嫌になり心を閉ざしてしまいます。

そんな時、相手の話を黙って聞いてあげることで、相手も心を開いてくれる。一流セールスマンも話し上手よりも聞き上手が多いのです。仕事のデキる人は徹底的に相手の話を聞く、ということを覚えて、20代のうちから習慣づけることを心がけましょう。

20代の読書量で、人生は決まる!

読書はさまざまな価値観との遭遇の場だ。読書によって、古今東西の先人たちの考え方や価値観に触れられる。それは楽しみであると同時に、仕事や生き方にも触発されるものが得られる。これは何物にも替えがたい。

現代日本では活字離れして久しい。インターネットやスマホの普及により、人は活字を読まなくなっています。電子書籍もある中ですが、活字を読み、多くの価値観に触れることで、自らの価値観も成長します。20代のころから様々な価値観に触れておくことで、30代からの人生の彩りが鮮やかになります。20打のうちは、どんな本でもいいので、多くの本を読みましょう。

まとめ:数々の20代でやっておきたいことがまとまった一冊

ここにあげた内容以外にも、二十代でやっておきたい数多くのことが分かり易く書かれています。ネットで書かれているような内容に似たこともありますが、本にまとまっており、背景なども詳細にわかります。

30代になって後悔しないように、20代のうちに一冊は読んでおいて損はない一冊に仕上がっています。20代のあなたにはぜひおすすめです。

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