ホリエモンの『多動力(堀江貴文)』意味を紐解くと驚きの内容だった【書評】
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ホリエモンの「多動力」とは

「多動力」とは何か。

それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことをいう。

堀江貴文さんが書き下ろした本著では、現代のビジネスマンに対して一つの警鐘を鳴らしていると考えられます。

いわゆる昔ながらの、大手企業に勤めている方にとっては、是非ご一読いただくとよい書籍になっていると思います。

そもそもこの背景には、

IoTという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。これは、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっていくことを意味する。

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果”タテの壁”が解けていく。このかつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

と、あるように、インターネットの台頭があります。

インターネットは今や、当たり前に社会に溶け込み、ネットに一切触れずに生きている人はこの日本ではほぼいないんじゃないでしょうか。

こうした現代のビジネスマンが働き方を考える時に、一度読んでみると刺激を受ける本に仕上がっています。

ホリエモンの「多動力」をオススメする人

堀江貴文さんの考え方に共感する人

言わずもがな、昔から堀江貴文さんは、時代の風雲児として、著名な結果や話題を社会に提供してくれました。そのライフスタイルやマインドセットは多くの若者の目標になり、多くのファンを抱え、ヤマシタもその一人です。

現代にはびこる、「疑問を持つ常識」に対し、歯に衣着せぬ物言いで、総会に切り捨てていく姿は輝いて見え、そうした考え方を反映した考え方がまさに本著にまとめられています。

かつて堀江貴文に憧れた若者や、初めて聞くような人に対しても、本著で改めて彼の考え方の片鱗を見ることができると思います。

年功序列の企業に勤めているビジネスマン

本著は、超大手企業に入社し、終身雇用という神話に踊らされないように、といわれているような方々に対し、まさに警鐘を鳴らしているような本であるといえます。

考え方を180度ひっくり返されるような多数の示唆は、「別の価値観の人間か書いたものだ」という前提であったとしても、頭に入れておいて損はないと思います。

もちろん、ヤマシタも今いる企業そのものを否定することは全くありません。
ただし、思考停止に陥ることの恐怖は書かれているとおりで、それに賛同します。

これを読んですぐに実践できることがあるのかはわかりませんが、この先のビジネスキャリアを考える上で、きっと役に立つことが一つ以上はあると思います。

インターネットを活用したベンチャー企業に勤めているビジネスマン

現在、まさにネットベンチャー企業などに勤めているビジネスマンにとっては、まさにこれからの時代の働き方について改めて考えさせられる内容になっています。

既に多動力を発揮しバリバリと働いている方にとっても、その働き方にさらに自信をつけることができるでしょう。

「多動力」印象深いフレーズ内容

非常にキャッチーな表現で目次が彩られているので、読みやすく記憶にも残りやすいのではないかと思います。ここでは、ヤマシタが個人的に印象深く残っているフレーズをご紹介します。

ベストセラーはコピペ本

「全部自分でやらなければいけない」という思い込みをしていては、多くの仕事を手掛けることはできない。自分が最も力を発揮できる仕事だけをやろう。

あらゆる仕事は、自分ひとりで完結することができる、そう思っている人は少ないかもしれませんが、自分がやらなくてもいい仕事をしている人は数多くいると思います。「アルバイトを雇った方が早い」「同僚や上司にお願いした方がいい」というような仕事は本当にないのか。改めて考え なおす機会になると思います。

ヤマシタは営業職をしていますが、マネジメントをしながらプレイヤーとしての成果を求められる場面では、自分のやるべきことを見極めた意思決定が求められます。その仕事を今自分でやってしまうと、全体で工数が足りなくなったりする、そうであれば他の人に任せた方がよい、こうした理屈になるわけです。

「自分がやるべき仕事」は何なのか、日々自問しながら目の前の業務に臨むべきだと示唆してくれています。

見切り発車は成功のもと

準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい。すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。

ここでは、学生時代の学園祭を例に説明がなされています。学園祭は、学生のノリと勢いで計画され、実際にトラブルなどもありながら、なんだかんだで素人が作ったかき氷や焼きそばにお金を払ってくれる人がいる。これは、立派な成功だといえるのではないかということです。

オトナになると、いろいろな準備段階で「うまくいかないかもしれない」という悪夢に苛まれます。でも、その状態で何もしなければ、成功する可能性はゼロ。まずは、スタートしてから考えながら調整すればいいということが提唱されています。

気になる女性がいたらすぐにデートに誘うべき、だとも言われています。自分磨きはへ行く押して行う、まずは行動あるのみだと。

会社の会議でもいろいろな事案が議論され、準備にとてつもない時間が費やされていると思います。ビジネスだって成功する約束がないものに投資することは同じであり、やってみなければPDCAも回すことができません。会議室で悶々としているぐらいなら、今ある最善の案をまず試してみることが重要です。

仕事を選ぶ勇気

「仕事を選ぶ」ということをネガティブに捉える人がいる。だが、嫌な仕事、気が乗らない仕事は断らなければ、「仕事」に振り回されて「自分の時間」がなくなってしまう。大丈夫。仕事は逃げない。仕事を選ぼう。

嫌な仕事をイヤイヤやっているぐらいなら、さっさと辞めてしまえばいいのに。この考え方にはヤマシタは大賛成です。
同僚と飲みに行き、出てくるのは仕事の愚痴ばかり、こうした会社は居たくないですよね。何が楽しくてそのビールを飲んでいるんでしょうかと。(時には愚痴を言う飲み会もあると思いますが)

仕事は探せばいくらでもある、そういった神経で働かないと生き心地がよくないですよね。仕事は逃げない、自分で選べばよい。選ぶ仕事がないという人は、その実力をつける努力をすればよいと思います。

99%の会議はいらない

「無駄な会議」をなくすためには、論点を明確にし、情報を集め、感情を捨てよ。

世の中で叫ばれている表題なので、共感する人も多いだろうと感じる題目です。当たり前ですが、この会議で決めるべきことが明確になっていて、全員がそれを認識していないと、一生その会議で決まるものは決まらない、これはもはやこの本で言わなくても皆さんが認識していることだと思います。

しかしいまだに多くの日本企業においては、会議というものに多くの時間を費やしています。ある昔の上司なんかは、「マネージャーの仕事は会議をすることだ」なんて言っていましたが、「いや、会議じゃなくて、意思決定をしていくことだろうに」と思っていました。(日本人って、会議力がすごく少ないですよね笑)

感情を入れず、その議題を決定する必要な情報がそろっているかどうか、それをもって会議に臨めば、15分ですべての会議は終わることができるということです。まったくもって賛成です。

人生に目的なんてない

人生に目的なんてない。今を楽しむことだけが、すべてなのだ。

おもしろい、楽しい、こうした感情に真っすぐ従って生きることこそがすべてであると堀江さんは言っています。人脈を広げたいから、とか情報収集をしたいからとか相違討った小手先の目的に惑わされて、楽しさなどを見失ってしまっては本末転倒であると。

没頭して集中しまくっている人には、何もかなわないというのは想像できますが、そういう人に仕事で張り合うのはもはや無理だと考え、そうした簿っとするものを探すための技術こそが、本著で書かれている多動力であるといっています。

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ホリエモンの「多動力」まとめ

多くのビジネスマンや学生などを虜にしている本著ですが、非常に読みやすく爽快な切り口でまとめられており、自分の生き方そのものを見直すきっかけになる本だと思います。

これからの時代を生き抜くためには必要なスキル「多動力」。ヤマシタもまだまだマスターには程遠いひよっこですが、本著で学んだことを日々の仕事にも生かしていきたいと思います。

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