30代管理職・マネージャーにオススメの本7選
30代に入り、マネージャーなどの管理職に昇進された方も多くいらっしゃることと思います。そんな方々は、これまでのプレイヤーとは別の悩みを多く抱えます。今までとは視点も変わるところもあり、仕事が難しくなるところも多いかと思います。サラリーマンとして生きていくうえで、昇進は喜ばしい部分はありますが、その分当然、責任も重くなり、業務の内容もレベルが上がっていきます。組織マネジメントや1on1といった、様々な視点やアクションが必要になってくるため、より多角的なスキルが求められます。
そんな悩める管理職・マネージャーが持つべき視点、仕事の進め方にまつわるオススメの本をこの記事では紹介します。経営層・管理職の視点を持つうえで最前線のプレイヤーとしての視点だけではなく、高い視座で物事を見るうえで多くの経営者の悩みや、部下との対峙の仕方などが満載の本が多数登場します。
この記事をオススメする方
- プレイヤーとしてバリバリ働いてきたけれどマネージャーとしてどういう視点を持つべきかわからない
- マネジメントが上手くいっていないと感じる
- チームをうまくマネジメントして成果につなげられない
- プレイングマネージャーがしんどい
- 世の中で活躍しているマネージャーがもつ知見を知りたい
- とにかく面白そうな本を探している
こうした悩みを抱えた方々にこの記事はオススメします。現役の営業マネージャーであるヤマシタが、新旧問わず面白い・役立つと感じた本をご紹介します。参考になりましたら幸いです。
30代管理職・マネージャーにオススメの本
破天荒フェニックス/田中修治
破竹の勢いで拡大を続けるメガネ店「オンデーズ」の田中社長の著書。創業当時の借金を背負ってスタートという波乱万丈なストーリーと、社員のためといったよくある言葉に集約されるにとどまらない、田中社長の人柄を垣間見ることができる一冊です。フィクションであると謳われていますが、「事実は小説よりも奇なり」を地で行くような爽快なストーリー展開で一気に読み切ることができます。
マネージャーにとっては、社員に対する姿勢や周りの力の大切さといった視点が非常に学びの多い一冊になっています。
不格好経営 チームDeNAの挑戦/南場 智子
マッキンゼーからハーバードビジネススクールでMBAを取得、その後DeNAを創業された南場智子さんの著書。今読み直しても、起業することの大変さや波乱万丈な会社経営の中でも、リーダーシップを発揮していく南場さんの手腕が描かれており、現場で頑張るマネージャーにとってもモチベーションを与えてくれる一冊となっています。
福岡市を経営する/高島宗一郎
アナウンサーから福岡市長になった高島宗一郎さんの著書。異色の経歴であることもさることながら、高島さんのマネジメント手腕には舌を巻きます。政治の世界においては、金が大きく動くことは想像に容易いのですが、それだけにとどまらず、「人たらし」である一面を見せてくれる高島さんの様々な施策や視点は、現場のマネージャーたちにとっても非常に参考になる側面が多く、福岡に縁がない方が読んだとしても非常に面白い一冊に仕上がっていると思います。
図解 モチベーション大百科/池田貴将
部下と1on1などを通じてモチベーションマネジメントを行っているマネージャーは多くいると思いますが、そもそもそのモチベーションとは何なのか。モチベーションの源泉はどこにあるのか、どういう仕組みでモチベーションはあがるのか、といった点を構造的に理解することができる一冊。実際の実験内容などをイラストや図解で示してくれるので非常に分かり易く理解することができます。部下を持ったらまず目を通しておいて損はない一冊です。
キングダム 最強のチームと自分をつくる/伊藤 羊一
多くの経営者に評価を得ているマンガ「キングダム」。キングダムをビジネスに活かすべく読み解いた解説書としては異質の一冊ですが、キングダムが好きなら読んでおいて損はない一冊です。多くの名言とともに、現場のマネージャーが考えるべき視点などを解説してくれており、単純に好きなセリフ、にとどまらず、タイトル通り「最強のチームを作るためには」といった視点で解説してくれている一冊は本著を除いて他にはありません。
田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得
昭和後期を代表する内閣総理大臣である田中角栄の名言をまとめた一冊。日本のリーダーとして様々な局面において「決断と実行」をモットーに政策を推進してきた総理大臣の言葉には、現代のサラリーマンが読んでも刺さるものがあります。
特にリーダーシップを発揮すべきマネージャーとしての役割を持つ人にとっては、日本のリーダーが考えている視点、部下との対峙の仕方などは三戸になる点が多く、人心掌握術などに関しては、実際のエピソードなどが写真とともに解説されており、平成生まれの若者が読んでもリアル感をもって読み解くことができることでしょう。
管理ゼロで成果はあがる「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう/倉貫義人
マネジメント=管理する と考えられがちなマネージャー職ですが、その具体的な手法を解説した一冊。がちがちに管理することで成果を上げるマネージャーも一方では存在するでしょうが、そこにかかるマネジメントコストは膨大で、管理職が疲弊してしまいがちです。
そんなマネジメントに困っている方にお勧めの一冊。「管理ゼロ」という一見突拍子もない施策に見える内容であったとしても、組織を変えていくプロセスにおいては、非常に合理的に解説されたマネジメント教本に仕上がっています。
30代管理職・マネージャーにオススメの本:まとめ
いかがでしたでしょうか。現役の営業マネージャーとしてヤマシタがオススメする7冊の本。
是非書店で手に取ってみていただけると嬉しいです。